記憶力の基本
記憶力と脳
脳は大きく分類すると、大脳、小脳、脳幹の3つに分けられます。そのうち記憶が行われるのは、大脳にある海馬という部分になります。
海馬とは、右脳と左脳にひとつずつ存在し、タツノオトシゴのようなかたちをしています。記憶は右脳と左脳の両方で行われますが、記憶の仕方にそれぞれ特徴があります。一般的に、右脳は感情や感性を司り、左脳は論理的思考を行うといわれますが、医学的な根拠はないという意見もあります。
日常的な記憶は、言葉や文字を認識する左脳で行われますが、忘れやすいという特徴があります。言葉や文字のみを一度で記憶するのには限界があります。そのメモリー容量は小さく、新しい情報が入ると上書きされるといいます。
一方、感覚や感性を認識する右脳は、長く記憶できるという特徴があります。左脳に比べて記憶できる容量は大きく、視覚を通して映像として記憶されます。
視覚以外にも、五感を通じて記憶されたものは思い出すスピードも速く、忘れることがありません。そういったことから、大量の情報を記憶できる記憶術は、主に右脳を使います。
また、記憶力自体に大きな才能の差はないといわれます。勉強がよくできる人は秀才といわれることもありますが、記憶を行う能力は変わらないため、その技術が高いということになります。自分なりに覚えやすい方法を工夫したり、努力することで高い記憶力を保持しているといえます。つまり、記憶力はトレーニングを行ったり、やり方しだいで向上させることが可能になります。