記憶術について

場所法

場所法とは、覚えたい事柄を特定の場所に配置して空間的に記憶する方法です。実際にある場所でも、架空の場所でもかまいません。しかし、絶対に忘れない場所である必要があります。

最初は自分の部屋や自宅、よく立ち寄る場所など、なじみのある場所を使用します。自宅であれば、玄関や台所、廊下、風呂場などに、覚えたい事柄をひとつひとつ配置します。

なるべく頭の中で映像化し、覚えたいものを関連付けます。覚えたい事柄が多い場合は、大きな建物や広い場所にする必要があります。

場所法は海馬にある場所ニューロンを活用したものといわれます。海馬とは大脳にある、記憶を管理する部分をいいます。場所ニューロンとは場所の記憶を司るもので、動物にとって場所を記憶することは重要であることから、長期的に記憶されやすい特性があります。

またランダムに思い出すことも可能です。しかし、場所法はあまり多くの事柄を記憶できない欠点もあります。少ない名前や事柄を記憶することにとても有効な記憶法といえます。

よく使われる場所法に、片手指法、両手指法があります。これは特定の場所を使用する代わりに指を使います。片手指法は左手の指を使って5つの事柄を記憶できます。小指から親指に向かって1番から5番とします。

両手を使って記憶する場合は10の事柄を記憶することができ、両手指法とよばれます。6番から10番を右手の親指から小指にむかって当てはめます。さらに時計の文字盤を使って12の事柄を記憶する時計法があります。